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ともに江戸絵画の代表的な潮流である、文人画(南画)と円山四条派、およびそれに連なる明治以降の作品をご紹介いたします。一般に、対照的な作風と捉えられがちなこのふたつの流れですが、仔細にみていくと、興味深い共通点もみえてきます。画家同士の個人的なつながりに加え、画題の選定にも重なり合う部分も多く見受けられます。四条派の祖と目される呉春(《寒山図》)の最初の師は、著名な俳人であり文人画の大家でもあった与謝蕪村でしたし、月僊(《梁武帝達磨問答図》)の画風は、円山派と文人画の中間に位置するような特徴を示しています。

また、中国文化の直接的な影響下にあったと考えらえる文人画だけでなく、我が国で発展した円山四条派においても、中国の故事にもとづく画題が好んで描かれたことは、それぞれの画派が、互いに孤立したものではなかったことを証明しています。池大雅《荘周夢蝶図》、冨田渓仙《姑蘇城外図》、そして小川芋銭《寒山嶺之二子》… これらの作品は、江戸の後半から明治大正にかけての日本の美術において、中国文化がいかに広く愛され、受容されてきたかを示す好例ということができるでしょう。

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