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松林桂月

松鷹

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¥1,000,000

202004-020

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絹本着色 額装
白井烟嵓シール
印:[篤印]
70.4 x 86 / 98.5 x 115 cm

松林桂月の母校である山口県萩市立白水小学校に、縦は本図とほぼ同じ、横幅が三倍近い《老松》という大作が所蔵されている。この作品は、昭和11年に当時の中野校長の依頼に応じて揮毫したもので、画中には「磨来三斗墨 寫出一株松 五鬛乗風雨 深宵化作龍」(三斗もの大量の墨を磨って描き上げた一株の松。五葉の松葉を持つこの木は風雨に乗り、夜が更ければ時を得て、変化して龍と変じる)とある。これは墨を磨るということに象徴される勉学によってやがては龍となって天に至るという詩意に寄せて、桂月が母校の小学生たちに贈った心であろう。本作品もほぼ同時期の一作と考えてよく、桂月画特有の、画面右上から左下へと対角に流れる基本線はここではやや曖昧ではあるが、細かく震えるような描線がからみつくように重なり合って生み出される独特の旋律が一目で桂月の特徴を表し、松には鷹という定型通りの組み合わせのうちに、堂々たる雄渾さを見せていよう。

作家

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    まつばやし けいげつ

    (1876–1963)

    南画家。山口県生。本名は伊藤篤、字は子敬、別号に香外・玉江漁人。野口幽谷に師事。山岡米華らと共に日本南宗画会を結成、また日本南画院・白寿会等の結成にも携わり、近代南画の振興に大きく貢献した。小室翠雲と共に南画界の双璧と称せられる。帝国美術院会員・帝国芸術院会員・帝室技芸員等を歴任した。文化勲章受章。昭和38年(1963)歿、86才。

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