SHIBUNKAKU ONLINE SHOP | 前田青邨 - 月下水禽

前田青邨

月下水禽

お気に入り登録する

お気に入りに登録した商品は、マイページでまとめて御覧頂けます。

閉じる

¥1,200,000

201901-009

カートに入れる

紙本着色金銀泥 緞子装
共箱 二重箱入
150 x 54.8 / 227.3 x 68.8 cm
印:[青邨]
前田青邨は、琳派風の装飾性に通じる極彩色の作風と並行して白描画風の気韻高い作例も多く遺したが、本図は白描系でありながら墨と金の繊細微妙な味わいを巧みに活かせた作品である。夜半、天上に輝く月が池に休む三羽の鴛鴦を照らし出しているが、その月光を受けて鴛鴦の羽根も宝石のようなあの鮮やかな色彩ではなく、青色も緑色も赤色も紫色もともに金色に輝いて、静かな気品に満ちた姿を見せている。鴛鴦の周りに施された金泥の上端部分が弧を描いているが、これは言うまでもなく池面に映る満月の姿であろうが、本来であれば真っ暗な闇である筈のあたりの景色をほとんど紙本そのままの質感を活かせた真っ白に表すことによって、満月の神韻縹渺たる月光の気配とともに余白の妙を生み出し、わずかに揺らめく水面の情景すら感じさせて見事である。月に施された赤金や青金、もしかするとプラチナも用いられているのかもしれないが、見る角度や光の加減によってその輝きが変化することも見逃さないようにしたい。

作家

  • 入荷案内を希望する

    この作家の商品が入荷したらメールでお知らせします。

    閉じる

    まえだ せいそん

    (1885–1977)

    日本画家。岐阜県生。名は廉造。梶田半古の門下。巽画会・紅児会に参加する。小林古径・安田靫彦と共に日本美術院の三羽ガラスといわれた。歴史・人物・花鳥画に秀で、美しい描線と、たらしこみ描法を用いた洗練された手法を示す。帝国美術院会員・帝室技芸員・日展審査員。東京藝大教授。文化功労者。文化勲章受章。昭和52年(1977)歿、92才。

ご覧になった作品